高齢者や障害者の方など歯科医院への通院が困難な方を対象に、
歯科医師と歯科衛生士が訪問・診療させていただきます。
このような症状は
ありませんか?self-check
- ✓ よく熱を出す
- ✓ 食事中にむせる、あるいは咳き込むことが多い
- ✓ 寝ている時によく咳き込む
- ✓ 食事にかかる時間が長くなった
- ✓ 食事の量が減った
- ✓ 食事の好みが変わった
- ✓ 「食べこぼし」が多くなった
- ✓ 食後に声がかすれる
- ✓ のどの違和感や、食べたものの残留感がある
- ✓ 体重が減少した
うまく飲み込めないことが
「誤嚥性肺炎」の原因に
高齢者がよくむせるのは、食べ物や飲み物、自分の唾液が誤って気管に入り込むことが原因です。 このとき細菌が入ることで肺炎を引き起こしやすくなり、このことによって起こる肺炎を「誤嚥性肺炎」といいます。
日本人の死因は、がん、心臓疾患に次ぐ3位が肺炎です。その約7割が誤嚥性肺炎だといわれています。
要介護高齢者の場合は、特に誤嚥性肺炎で亡くなられる方が非常に多くなっているという報告もあります。
訪問診療での
診療内容
義歯の治療
「義歯がいたい」「義歯があわない」「義歯でうまくかめない」「義歯の破折・破損」など、義歯でお困りのことがあればご相談ください。専門の歯科医師が対処いたします。
歯の治療・歯周病治療
「詰め物やかぶせ物の不良」「歯のぐらつき、痛み」「歯肉の腫れ、出血」など、歯や歯茎のトラブルに対する治療を行います。
「食べる楽しみ」を
取り戻すための
口腔ケア・リハビリテーション
口腔の清掃
まず口腔の乾燥を予防・改善し、歯だけでなく、舌、義歯、口腔機能を含めて、口腔の衛生状況を清潔に保つことが大切です。
摂食嚥下機能の評価
簡単な水を使った飲み込みテストや、必要に応じて内視鏡を使った精密検査などを行い、摂食嚥下機能の現状を正しく評価します。
機能回復
必要に応じて、
・食べ物の形態を変える(とろみをつけるなど)
・姿勢を調整する
・筋力を高める
など、患者さんそれぞれの評価に合った対処をしていきます。
食支援
口腔内の状態や、口腔機能の改善、向上だけでなく、患者さまの栄養ケアマネージメントにも取り組んでおります。当院の管理栄養士が、ご自宅や施設にお伺いし、管理栄養指導を行います。
栄養状態のチェックを行い、患者さまに対して、適切な食形態で適切な栄養を摂取していただけるようマネージメントを行います。
栄養状態のチェック項目
低栄養
-
フレイル
筋力や認知機能など心身の活力が低下し、虚弱になった状態。疲れやすく、身の回りのことをするのが難しくなる。
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サルコペニア
筋肉量が減少し、筋力や身体能力が低下した状態。転倒・骨折のリスクが高まり、自立した生活を送るのが困難になる。
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ロコモ
骨や筋肉などの運動器の障害により、歩いたり立ったりするのが困難になり、日常生活に支障をきたした状態。
-
寝たきり
身体機能が低下し、一人では生活が難しくなる。要介護状態。
費用について
訪問歯科診療は患者さまのお持ちの健康保険証が適用されます。治療を行う場所により費用が異なります。治療を開始する前に治療内容とともにおおよその費用の説明を行い、ご了解いただいてから治療を始めますので、安心して受診していただけます。訪問にかかる交通費や出張費はかかりません。
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